超論理思考の仕事術 ~ストーリー・テリング①  あなたの想いをちょい足しする

管理職になると人前で話す機会が増えてきます。

どうしたら魅力的な話ができるのかを考えてみましょう。

 

第1回目の今回は、何を話すのかについて考えます。

普通の人がストーリーテラーに変わる最も重要なポイントは、

「事実に自分の想いをちょい足し」ことです

 

例えば、会社の方向性を話すことになったとします。

『普通の人』は知っている内容・事実のみを話そうとします。

自分の知りうる限りの情報を盛り込もうと。。。

 

ストーリーテラー』は自分が重要だと思う事実を話し、それに関連した自分の「内面の想い」を語ろうとします。

 

例を話します。

ある会社が、3年で売上を倍にしたい。そのために、新たなサービスを軌道に乗せ、アジアを主とした海外展開を行うという事実がある場合、『普通の人』はこの事実についてのみ話します。

ストーリーテラー』は、なぜこの事実が重要だと自分が思うのか、新たなサービスを軌道に乗せるのにはどういうチャレンジが必要だと思っているのか、海外展開をすることで、将来的にどのような更なる成長機会が考えられるのかなど、自分の感想や想いを主体として話します。

 

これは心理的なハードルを越える必要があります。

あなたが多くの人の前で事実でなく、自分の思っていることを語ることは勇気のいることだと考える人も多いと思います。私自身も、「僕の思うことなんて誰も聞きたがっていないよ」と思っていて、踏ん切りが必要でした。

誰もが驚くほど、ある事実に対する意見は異なり、様々な視点でその事実を理解することはとても重要なことです。

 

ぜひ皆さんも、事実に自分の考えをちょい足しする習慣をつけてストーリーテラーとしての第一歩を歩んでください。