超論理思考の仕事術 ~ストーリー・テリング② ストーリーを構築する
魅力的なストーリーを構築するポイントは目次なしで、「ボトムアップ」で話す内容を構築することです。
普通の説明は目次があり、それを埋める情報を探してきて、整理して、話をする形です。もともと大まかな目次があらかじめあり、それを下に具体化していくイメージなのでここでは「トップダウン型」と呼んでいます。
感動を呼ぶストーリーはどう構築するかというと、
①構想化
1)あなたが「感動した」「どうしても伝えたい」欲求に駆られる情報やアイデアを書き貯めます。
2)集まった伝えたい情報をKJ法などでグルーピングして、どんどん簡単にしていきます。(これを「構造化」や「結晶化」といいます。)
②表現への転換
起承転結で構造化した内容をマッピングしていくのがいいと思います。。
起では、テーマの象徴となるファクトを話します。
承では、そのファクトに関する「自分の想いや課題意識」を書きます
転では、その課題意識に対して、自分はどういう切り口で対応していくのか
結では、対応をより具体的に話します。
前半の起承ではそのテーマの背景(Why)を述べており、ストーリーにおいてはWhyがとても重要だということと整合しています。
転では、課題解決のアプローチ(Whatの概略)が一言で語られるイメージです。
結はストーリーではあまり重要ではないですが、具体的にどんなことをやるか「象徴」的なことを語り全体のイメージをより深く理解してもらえるようにします。
まとめ
ストーリーの構築は自分の感動したこと、感じたことを、下手でも、まとまりがなくても構わないのでイメージとして伝えることが重要です。 アタマのいい人があるように、テーマに沿った内容を網羅的に入れ込もうするとあなたの想いは伝わりません。